ガバナーの横顔
第2740地区 長崎・佐賀
二人三脚 千葉憲哉ガバナー(諫早北RC)
一外科医だった30年ほど前、千葉ガバナーは妻のまさこさんと共に、諫早に初めて救急医療を備えた総合病院を造った。現在はその医療法人の理事長として頑張っているが、その頃の苦労は並大抵ではなかったと察せられる。
やがて諫早北RCに入会し、多くの人と知り合い、人間の幅が広がった。商工会議所に入り、九州経済連合会の会員となる間に長崎大学医学部の教授となり、後輩の指導にも尽力。アメリカの医学会からフェローの称号を受けた際に彼は、「医学と芸術に努力します」と宣誓したそうだ。ここでいう芸術とはリベラルアーツ。突き詰めて言えば人間学ということ。その芸術の中に、ロータリーも含まれていると私は思っている。というのは、千葉夫婦はクラブは異なるが共にロータリアンで、2人で会長やガバナー補佐わ歴任、切磋琢磨しながら事業と共に研さんを重ねている。
とにかく謙虚で読書家、かつリーダーシップを兼ね備えた逸材であり、その上、好奇心があり向上心に燃えている。ガバナーの後も何かある、そんな期待の持てる男である。
彼はある雑誌の取材でこう答えている。「事業はよく人、物、金と言われているが何よりも人が最も大切だと思います。私は人の命を救う仕事だか、人から心を救っていただいている。だから、人のために生きようと考えています」と。彼こそがザ・ロータリアンである。
諫早北RC 白倉 一男